初心者向け:駒の動かし方
王・飛・角・金・銀・桂・香・歩の動き、成り、取った駒の使い方を、動く将棋盤で確認できます。

図の向きについて
以下の図では、盤の下側にいる先手を基準にします。図の上方向が、先手の駒が進む「前」です。盤の上側にいる後手の駒は180度反対を向き、図の下方向が「前」になります。
覚えるときは、次の三つを先に押さえると迷いません。
- 自分の駒がいるマスへは進めない
- 相手の駒がいるマスへ進むと、その駒を取れる
- 桂馬以外は、途中にある駒を飛び越えられない
赤い丸のあるマスへ動けます。長い矢印は、途中にほかの駒がなければ、その方向へ何マスでも進めることを表します。
盤で見る8種類の動き
赤い丸のあるマスへ動けます。矢印は、図の上側へ進む先手の向きを基準にしています。
歩兵
前へ1マス
香車
前へ何マスでも
桂馬
前へ2マス、左右へ1マス跳ぶ
銀将
前と斜め4方向へ1マス
金将
前・横・後ろ・斜め前へ1マス
角行
斜めへ何マスでも
飛車
縦横へ何マスでも
王将・玉将
周囲8方向へ1マス
弱い駒から順に覚える
ここでは、初心者が覚えやすいように、一般的な駒の強さを目安として歩、香、桂、銀、金、角、飛、王の順に説明します。局面によって実際の価値は変わり、王は取られたら負けになる特別な駒です。
歩兵
前へ1マスだけ進みます。後ろや横へは動けません。小さな一歩ですが、攻める道を開けたり相手の進路を止めたりする大切な駒です。
香車
前へ、途中に駒がなければ何マスでも進めます。後ろへ戻れないため、進めるタイミングが大切です。
桂馬
前へ2マス進んだ先の左右どちらかへ跳びます。途中に駒があっても飛び越えられる、将棋で唯一の駒です。後ろ向きには跳べません。
銀将
前と斜め4方向へ1マス動けます。真横と真後ろへは動けません。攻めへ参加しやすい駒です。
金将
前、横、後ろと、斜め前へ1マス動けます。斜め後ろだけ動けないと覚えましょう。
角行
斜めへ、途中に駒がなければ何マスでも進めます。初期配置では自分の歩が道をふさいでいるため、歩を動かして道を開けます。
飛車
縦と横へ、途中に駒がなければ何マスでも進めます。十字方向に強く、攻めの中心になる駒です。
王将・玉将
周囲8方向へ1マス動けます。ただし、相手に取られるマスへは進めません。王将と玉将は名前が違っても動きは同じです。
実際に動く盤で確認する
下の盤では、相手の手を挟みながら、歩、金、銀、王が順番に動きます。
次の盤では、飛車が横へ動き、角が斜めに進んで相手の歩を取り、最後に香車が前へ進みます。取った歩が先手の駒台へ移ることも確認してください。
最後は桂馬です。7筋の歩が前へ出たあと、桂馬が空いた7七のマスへ跳びます。
相手の駒を取ったら駒台へ
取った駒はなくなりません。自分の駒台へ移り、自分の手番で空いているマスへ打つことができます。相手の駒を取ると向きが変わり、自分の駒として使います。
成った駒を取った場合は、成る前の姿へ戻して駒台へ置きます。歩を打つときの二歩など、駒を打つ場合だけのルールもあります。
敵陣へ入ると「成る」ことができる
相手側の三段を敵陣と呼びます。飛車、角、銀、桂、香、歩は、敵陣へ入る、敵陣から出る、または敵陣の中で動くときに成れる場合があります。
- 飛車は竜王になり、飛車の動きに斜め1マスが加わる
- 角行は竜馬になり、角の動きに縦横1マスが加わる
- 銀・桂・香・歩は、成ると金将と同じ動きになる
- 王将・玉将と金将は成らない
桂馬、香車、歩は、次に動ける場所がなくなる段へ進むとき、必ず成ります。
盤で見る成駒の動き
と金・成香・成桂・成銀は金将と同じです。竜王と竜馬は、赤い丸の1マス移動が加わります。
と金
金将と同じ動き
成香
金将と同じ動き
成桂
金将と同じ動き
成銀
金将と同じ動き
竜馬(成角)
角行の動き+縦横へ1マス
竜王(成飛)
飛車の動き+斜めへ1マス
次の盤では、角行が相手の歩を取りながら敵陣へ入り、竜馬へ成る瞬間を確認できます。移動が終わると、盤上の駒も成駒へ変わります。
最初の覚え方
一度に全部暗記する必要はありません。まずは歩は前へ1マス、飛車は縦横、角は斜めの三つを覚え、対局しながら金・銀・桂・香を確認するのがおすすめです。
盤の「動きを見る」を押すと何度でも再生できます。「最初に戻す」で初期配置へ戻せます。